スプレッドとは簡単に説明すると、 ある通貨を最も高く買おうと思っている人が示しているレート(Bidと言う)と、 最も安く売ろうとしている人が示しているレート(Askまたはオファーと言う)の差の事です。
イメージが湧かないと思うので、もう少し詳しく説明します。 Yahoo!ファイナンスやFX業者などで為替レートを見てみると、 現在のBidとAskを確認することができます。 それを下の表にまとめてみました。
通貨ペア | Bid | Ask | スプレッド |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.390 | 78.450 | 6 |
ユーロ/円 | 101.515 | 101.600 | 8.5 |
ポンド/円 | 125.972 | 126.100 | 12.8 |
上の表のBidは市場の買い気配で、私たちが売るときの売り値になり、 Askは市場の売り気配で、私たちが買うときの買い値になります。
これが何を示しているかというと、 今ドルを買ってすぐに売ると、1ドル当たり必ず6銭損をするということです。 この損をした6銭が手数料になっていて、 FXではスプレッドと呼ばれています。
スプレッドはFX業者が利益を得るために存在します。 一昔前はスプレッド50銭前後が主流だったのですが、 現在はFX業者の価格競争が激しくなり、 1銭以下のFX業者も多数あるので、 手数料といってもさほど気にならない程度になってきています。
このスプレッドの価格は、 FX業者を選ぶ際の判断材料の1つとなります。