為替レートの変動の仕組みってどうなっている??
為替レートについて
1ドル＝100円だったものが1ドル＝101円になるなど、
為替レートは秒単位で変動していると、「FXの魅力」でも軽くお話しましたね。
ですがこの為替レートはいったい誰が決めているのでしょうか??
このページでは為替レートの変動の仕組みについて説明していきます。
為替レートは需要と供給によって決まる
為替レートは誰かが決めたり勝手に変動したりするわけでもなく、 需要と供給によって決まっています。 これだけではピンとこないと思いますので、 もっと簡単に説明すると、 為替レートは通貨の人気によって決まります。
その通貨の人気が上がれば価値も上がり、人気が下がれば価値も下がるのです。 つまり円をたくさんの人が買えば円の価値が上がり円高になり、 円を売る人が増えれば円の価値が下がり円安になるという事です。
通貨の人気の決まり方
その国の通貨の人気は、その国の政治や経済情勢に連動する可能性が高いです。
具体的には政治家の発言や経済指標などの発表、経常赤字などです。 まだ解りづらいと思いますので少し例を挙げてお話します。
・政治家の発言
日本円が円安に進んでいった場合に、 財務大臣などが為替介入をほのめかすような発言をしたとします。
為替介入とは、円安に進みすぎた場合に日本政府が円を買い、 それ以上円安にならないための処置のことです。
こういった発言により、 それを聞いた市場の人々が一斉に円を売買することによって為替レートは変動します。
・アメリカの経済指標の発表
世界中の様々な国が自国の経済状況を表す指標を発表していますが、 現在世界一の経済大国アメリカの経済指標は、 他の国と比べ物にならないくらいの影響力があります。
市場の人々が思っているより経済状況がよい場合はドル高に、 悪い場合にはドル安に動く傾向があります。
為替レートは上記のような様々な要因が重なり合って変動していきます。
為替レートはネットで簡単に見れる
今現在の為替レートはネットで簡単に確認する事が出来ます。
見やすくておすすめなのはYahoo!ファイナンスです。
Yahoo!ファイナンスでは、 主要通貨（円/米ドル、円/豪ドル、円/ユーロ、円/英ポンド、円/カナダドル、円/スイスフラン） 以外にもアフリカランド、香港ドルなどのマイナーな為替レートも確認できます。
しかしここで表示されている為替レートは、 リアルタイムの為替レートより10〜20分ほど前のものとなります。
FX業者で口座を開設すると、 リアルタイムの為替レートを見ることが出来るので、 Yahoo!ファイナンスはFX業者で口座を開設する前に 「為替レートってどんな感じかな」程度に参考にするといいと思います。
