FXでの投資手法としてまずはスキャルピングについてご説明します。
スキャルピングとは短時間の取引を何度も重ね、 最終的にまとまった額の利益を出す手法です。
1回の取引を数分から数十分で完了させるので、 1度で得られる利益は少ないです。 その分、数をこなして利益を上げていくので、 商売でいう薄利多売のイメージに近いです。
このスキャルピングを基本の投資スタイルとしてFXを始めようと思った場合は、
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抜け幅が安い
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約定力が高い
上記の2点がFX業者を選ぶ際にとても重要です。 (抜け幅や約定力が不明な方は、 「抜け幅の説明と計算方法」 「約定力とスリッページの説明」 で解説しています。)
デイトレはデイトレードの略で、 数時間から1日以内で取引を完了させる投資手法です。 イメージとしては、スキャルピングの取引スパンを少し引き伸ばした感じです。
デイトレを基本の投資スタイルとしてFXを始めようと思った場合もスキャルピングのときと同様で、
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抜け幅が安い
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約定力が高い
この2点がFX業者を選ぶ際に重要になるのですが、 デイトレはスキャルピングほどの売買頻度は無いので、 そこまでシビアに考える必要もないと思います。
なぜ短期売買で抜け幅が重要なのか例を挙げてお話します。
業者名 | 手数料 |
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業者A | 1銭 |
業者B | 0.5銭 |
業者AとBの両方で1万通貨の取引をしたとします。 取引を始めてから数十秒でレートが2銭分上がったので、 その時点で取引を完了させました。
業者Aで取引をした場合、 2銭分レートが上がれば1銭分の利益が出ますよね。
業者Bで取引をした場合、 2銭分レートが上がると1.5銭分の利益が出ます。
これだけ見るとたかだか0.5銭しか変わらないのですが、 1万通貨で取引をしていたので利益は5000円違ってきます。
さらに、短期売買は1回の取引時間が少なく数をこなせるので、 10回取引をすれば5万円、100回取引をすれば50万円の差が出てくるのです。
このように、短期売買の場合は抜け幅がとても重要になるので、 業者選びの際はよく確認するようにしてください。